七田 眞氏の”大人のための超右脳英語法” から
今日は、”超右脳英語法”(平成16年6月 KKロングセラーズ刊 七田 眞著)からの話題です。
この本には、CDが付いています。
次のことを勧めておられます。
・聞き取る能力の訓練には、テープをしっかり聞きましょう。
・話す能力の訓練には、テープを聞いてできるだけ多くの文章を暗記し、テープそっくりに言えるように訓練しましょう。
・毎日テープを開きながらテープそっくりに正しいリズムと正しいイントネーションになるまで音読すると話せるようになります。
参考になる点が多いです。
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人間は体内で母親の声を聞くと、内耳が音を受け取り、それに合わせて、神経組
織が機能し始めます。
すると、次は内耳の一部、アブミ骨の筋肉が影響を受けます。
同じく中耳の一部であり、顎の動きを司るツチ骨の筋肉も、影響を受けます。
アブミ骨、ツチ骨がこのように体内振動音として、言葉を受け取る第一の扉です。
言語はこのように、神経学的、聴覚神経学的なものなのです。
言語を学習するには、まず音を正しく聞き取ることから、始めなくてはいけません。
この正しく聞き取るという作業が難しいのです。
音を正しく聞き取るには、二つの方向性があります。
・鼓膜を通して言語をシャワーのように毎日、大量に開き続けることです。
・体内振動音をアブミ骨、ツチ骨に響かせて、新しい聴覚回路を開くことです。
七田さんは、もう一つ大事なのは、
”体内振動音をアブミ骨、ツチ骨に響かせて、新しい聴覚回路を開くこと”
だと言われます。
そのためには大きな声を出して、音読するという学習法が非常に重要だとのこと。
口から文章はスラスラ出てくるようにするのは、
”毎日のように音読し、発声する訓練”
が大切とのこと。
・口から発せられた言葉は、反響によって体内に浸透し記憶を作ります。
・身体的な同化を連鎖的に起こすのに十分な強さで声を出すことによって、発声能力が獲得されます。
・言葉を聞き取る回路と話す回路は全く別物で、話す回路は話す訓練をすることによってでしか強化していくことができません。
七田さんは、
”言葉は目で学ぶものでなく、耳で学ぶもの”
と言われます。
学校で学ぶときは耳を大切にせず、目から活字を通して外国語を学びます。
これでは外国語は身につきません。
言葉は正しく聞くことによって学ぶことができるものです。
音が聞き取れないと正しく話すことはできません。
赤ちゃんはお母さんが話すのを聞いて自然に言葉を身につけます。
つまり、頭脳的にではなく生理的に学びます。
学ぶというよりも自然に機械的に身につけます。
日本人の苦手なヒアリングとスピーキングが中心なら、この方法は有効ではないでしょうか。
管理人の知人に、日本語は話せますが読み書きはほとんどできないアメリカ人がいました。
これは極端な話かもしれません。
七田さんは、管理人のメルマガでも指標にしているシュリーマンの学習法を取り上げておられます。
トロイ遺跡の発掘者、ハインリッヒ・シェリーマンは語学の天才でもありました。
1842年に英語、フランス語、1843年にオランダ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、1844年にロシア語、1854年スウェーデン語、ポーランド語、1858年にラテン語、アラビア語、と自力の学習だけで覚えてきました。
その学習の方法は、多くの文章を音読して覚え、毎日一時間を語学の勉強時間にあて、教会の礼拝に通って、説教を聞きながら、その言語を口まねして覚えるという暗記方式でした。
@大きな声で音読すること。
A興味ある対象について作文を書き、先生に添削指導してもらうこと。
B前の日に直した文章を暗記して、次回の授業で暗唱すること。
です。
七田さんは、国内の有力な人の英語習得法に触れておられます。
学習の仕方には、理解を主にした学習法と、記憶を主にした学習法があります。
左脳の学習法は理解を中心とした学習法です。
右脳の学習法は暗記に重点を置きます。
この二つの学習法の優劣ははっきりしています。
左脳の理解中心の学習法より、右脳の暗記中心の学習法の方がはるかに効率が良いのです。
昔、江戸時代は寺子屋で、子どもたちに四書五経の素読をさせたものです。
素読というのは意味の理解を問いません。
古典をひたすら暗唱し覚えてしまう学習法のことです。
”素読をすると、やがて頭の質が変わってしまい、一度見聞きすると、深い記憶の回路が開け、単に記憶にとどまらず、理解と記憶がいっペんに行われるという能力が身についてしまうのです。”
それなのに世間では理解中心の学習法が重んじられて、暗記はいけない、と言われています。
しかし、理解を中心にし暗記の伴わない学習法をいくらしても、頭の質は変わらないのです。
”理解が大切でないと言っているのではなく、理解中心で終わらずに暗記を大切にするという学習法を身につけましょう”
と言われます。
イメージを使って学習すると成果がまるで違うそうです。
右脳の意識状態に入って想像することが必要で、右脳の意識状態に入るための公式は、
瞑想
呼吸
想像
とのこと。
まず目を閉じて心を落ち着けます。
次に深呼吸を3回行い、その後で必要なイメージをします。
右脳には、イメージしたことはイメージ通りに記憶するという機能が働いているそうです。
この機能を全ての学習に活用するわけです。
自分の頭の中で想像するのですが、自分でこの公式に従ってやっていくより、テープを聴きながらやる方がより効果的だそうです。
自分でやると、瞑想しながらリラックスした、意識の深いレベルに入っていくなどと言葉を使って考え言語野を使うことになります。
これでは集中が難しいそうです。
テープを聴きながらイメージトレーニングを行うと、自分の頭を働かせず、誘導される暗示にのみ聴覚を集中させればよいので、言語野はすべて休み、そのため聴覚野が開いて、海馬記憶への回路を開くので、すっと深く入れるそうです。
ここがポイントですね。
イメージを使った学習の仕方;
@まず学習する前に自を閉じて心を落ち着けます。それから深呼吸を3回行います。
最初は8秒間かけてゆっくり息を吐き出します。吐く息と共に、心の中のマイナスの思いを一緒に吐きすてます。
A次に8秒間かけて、息を吸い込みます。この時、吸う息に合わせてリラックスする、心が落ち着くとイメージし、宇宙のさわやかなエネルギーが全身に満ちるイメージをします。
B次に8秒間息を止めて、自分が英語の達人になり、英語を自由にしゃべっているイメージをします。すると本当に英語を自由に話せるようになるのです。
テープやCDに吹き込まれた内容に心を集中して、暗示のとおりにしていると、イ
メージが深まるそうです。
これはぜひやってみなくては。
頭の仕組みに関係があるのだそうです。
言葉は左脳の言語野で処理され、言葉を聞いたり自分で言葉を考えたりすると、言語野が働き、入ってきた情報を処理します。
この時働くのは人間の表層脳の言語野です。
そして記憶は一時的にここに蓄えられます。
しかし、ここの記憶力は悪く、すぐ消え去ってしまうのだそうです。
だから、大切なのは取り入れた情報を潜在脳に届かせることだそうです。
そこで、言語野を使わないようにして、聴覚野だけを働かせるようにするとよいのだそうです。
”テープやCDの声を聴きながら、目を閉じ、深呼吸をし、その声に集中すると、なんと言語野は休んでくれ、聴覚野の潜在脳に通じるふたが開いて、情報が表層脳から潜在脳へ入っていくのです。”
高速リズムで働くのは右脳だそうです。
右脳を使うようになると、勉強もできるようになるそうです。
ではどうやって?
”テープやCDの声を聴きながら、目を閉じ、深呼吸をし、その声に集中すると、なんと言語野は休んでくれ、聴覚野の潜在脳に通じるふたが開いて、情報が表層脳から潜在脳へ入っていく”
これは、イメージテープを聴くと、脳波がβ波がa波に変わるためとのこと。
七田さんの息子さんは、イメージ学習法のおかげでまもなく学年でトップになり、東大にも現役で合格したそうです。
イメージ学習法をする、記憶の能力の質がまるで違ったものになるとのこと。
これはぜひやってみなくては。
無意識ということがとても大事なようです。
無意識は脳の深奥で働きます。
普段は表層の意識が働いて、深層の脳に働く無意識・の力を抑えているので、無意識のカは自由に出せません。
しかし、無意識には、途方もないカが隠されているようです。
たとえば、
・見聞きしたことを一度で覚えてしまう
・優れた感性的なものを引き出してくる
などです。
この無意識のカを引き出すにはいろいろな方法がありますが、聴覚刺激によ
るのが楽な方法とのことです。
無意識のカを引き出すにはいろいろな方法がありますが、聴覚刺激によるのが楽な方法とのことです。
クラシックの音楽刺激はその一つとのことです。
音楽にはいろいろありますが、クラシックの音楽が良いことが分かっているそうです。
そして、音楽でなく、音読・暗唱にも無意識の力を引き出す働きがあるそうです。
音読・暗唱をひたすら続けいつしか没我の状態になると、一局集中が行われ、意識が統一されます。
すると無意識の回路が開けるという脳の秘密があるそうです。
大脳生理学の抑制理論が紹介されています。
「大脳の神経回路はあるものに一局集中すると、他のインパルスが大脳皮質へ伝わらないように感覚神経回路の途中のシナプス(神経と神経のつなぎの部分)で情報伝達が阻止される。この伝達抑制は大脳皮質から脳幹の毛棟体に通ずる神経回路によって行われる」
七田さんは、聴覚刺激が脳力を開く鍵になる、と言われます。
耳のカ、振動音はこれまで見逃されていましたが、実は能力開発への最重要ツールだとのこと。
音読・暗唱を続けていると、その振動音が脳の深い部分と共鳴して、脳の深部に
変化が起こるからのようです。
ドイツ人の考古学者シユリーマンの語学マスター法に学びましょう。
「そこで私は異常な熱心をもって英語の学習に専心したが、このときの緊急切迫した境遇から、私はあらゆる言語の習得を容易にする一方法を発見した。
この簡単な方法とはまず次のことにある。
非常に多く音読すること、
決して翻訳しないこと、
毎日一時間をあてること、
つねに興味ある対象について作文を書くこと、
これを教師の指導によって訂正すること、
前日直されたものを暗記して次の時間に暗唱すること。
私の記憶力は少年時代からほとんど訓練しなかったから、弱かったけれども、私はあらゆる瞬間を勉学のために利用した。
まったく時を盗んだのである。
できるだけ早く会話を物にするために、日曜日には英国教会の礼拝にいつも二回は通って、説教を傾聴し、低く口真似した。
どのような使い歩きにも、雨が降ってももちろん、一冊の本を手に持って、それから何かを暗記した
(中略)
私はこのような方法を何人にも推薦する。
このようにして私は半カ年のあいだに英語の基礎知識を我が物にすることができた」
(『古代への情熱』シュリーマン著、村田数之亮訳、岩波文庫より)
さて、七田さんの七田式英語上達のための七つの原則です。
その1:決意の原則
語学をマスターするには、まず何よりも一年間で英語をマスターするぞ、という決意が大切です。
決意があって初めて物事が達成されます。
決意なしにはすぐ挫折してしまい、たいした成果は期待できないでしょう。
シュリーマンはロシア語を学ぶとき、「テレマックの冒険」という本を一冊暗記する目標を立て、その決意を実行するために、貧しいユダヤ人を雇って、毎日2時間自分がその本を音読し、暗唱する間、そのユダヤ人に聞かせたそうです。
シェリーマンはその代価として、週4フランをその男に払いました。
その男の仕事はシェリーマンの暗唱を聞くだけ。
彼はロシア語を解しなかったそうです。
語学をマスターしようと強く決意して、ひたすら暗記・暗唱に努めるのが秘訣のようです。
その2: リスニングの原則
言語は目で学ぶものでなく、耳で学ぶものです。
語学が話せるようになる、というのは聴覚の問題です。
言語の学習は学問的に学んでも身につきません。
純粋に聴覚のメカニズムの問題なのです。
各国語の話される音域周波数には違いがあり、耳は他の言語の周波数を受け入れない仕組みになっています。
耳は他の言語に対しては閉ざされていて、聞き取れなません。
聞き取れないとしゃべれません。
音のメッセージを正確に解読することができないと、談話に同化することはできません。
聞いた言葉を吸収し、コード解読し、再現する、その頭の働きを作ることが大切です。
語学の学習とは、新しい耳を作って外国語を学ぶことであると理解しなくてはなりません。
活字で学ぶべきではなく、音のシャワーが必要です。
その3: イメージの原則
語学は左脳で学習して身につくものではありません。
右脳で学習するとごく簡単に身につくのです。
英語はイメージで学ぶと効果が高い、とのことです。
記憶というと言葉で処理すると考えがちですが、実際はほとんどがイメージで脳に蓄えられています。
私たちの頭は意識していないところで常に活発に働いており、膨大な量の情報をイメージ記憶として蓄積しています。
左脳の記憶は苦労が伴うわりに忘れっぼい記憶です。
一方、右脳のイメージ記憶を使うと、何の苦労もなく記憶でき、それでいて定着性の良い記憶として知られています。
右脳のイメージを自由に操れるようにトレーニングすれば、何十倍も学習効率が上がるというのは、七田さんの教室などでの実践の結果から明らかになっているそうです。
イメージを取り入れた学習法;
・まず心と体をリラックスさせ、イメージトレーニングを行います。
・心身とも深くリラックスし、頭はすっきりとして集中力が高まり、学習に適
したα波状態になります。
・この状態になれば、英語のテープを聴くだけでも、効果は今までと比較して飛躍的に良くなります。
そしてリラックスした後に、イメージを浮かべながら学習すること、とのことです。
その4: 音読・暗唱の原則
英語の学習は毎日声を出して音読することが大切です。
毎日テキストを声を出して音読することに努め、暗唱できるように努めていくと、記憶の能力が変わってきます。
そして3ケ月経つと、突然今までの記憶の回路とは異なる別の記憶回路が開けるそうです。
これはぜひやってみなければ。
脳細胞は刺激を受け取ることで成長します。
新しい刺激を受けると、脳細胞から新しい芽が伸びて、隣りあった芽と芽が繋がりあい、新しい回路を開いていくのだそうです。
この時、くり返しと継続が質の良い回路を開く条件になります。
一日のくり返しが多いほど回路は太くなり伝達の良い回路になるそうです。
音読の暗唱効果;
・英語のリズムが毎日声を出して朗読することによって、体の深いところにしみ込んでいきます。
・毎回声を出して音読することで、スピーキングの練習になり、そのリズムとスピードで英語が話せる英語脳を育てます。
・ひたすら音読を続けると、ある時まったく新しい超記憶回路を開きます。
するとその後は新しい超記憶が開けるそうです。
その5: 聴覚改善の原則
人間には音を聞く扉が二つあるそうです。
それは、内の耳と外の耳です。
通常、人は外の耳を使って音を聞いています。
外の耳は音を鼓膜を通して、外からの空気の振動昔として聞いています。
内の耳は、体内振動音として音を開きます。
胎児が母親の声を聞くのは、この体内振動音です。
フランスの言語学者で音響心理学のアルフレッド・トマティスは、体内振動音が言語の母体であると言っているそうです。
「耳を胎児のような感受性を持つように訓練しながら言語の学習をするとよい。す
ると大人でも言語をマスターすることができる」
体内振動音を聞くには、片方の耳を押さえて発声するとよいとのこと。
”耳を押さえての音読”
思いもよりませんですね。
これがリスニングの力を強めるそうです。
すると、学習者の音響システムができあがり、このコード体系を通して言葉が耳に浸透し、着実に定着していくそうです。
その6: 高速視・聴・読学習の原則
”右脳の意識スピードは左脳の意識スピードの100万倍”とのこと。
左脳で本を読むと一分間に400〜600字くらいなのに、右脳で速読すると一冊を一分で読みとることができるそうです。
大変なものですね。
右脳は高速大量記憶のできる脳で、目や耳からできるだけ高速で多くの情報を入力することで、右脳はさらに活性化します。
速聴とは通常の二〜四倍の速さで聴く方法で、この方法で英語の物語や単語を聴くと、大量の情報を短時間で覚えることができます。
高速視聴読というのはテキストを目で追いながら、高速で流れるテープを聴き、その速さで読むという三位一体の訓練をする方法で、脳神経細胞間に流れる電流のスピードが速くなる結果、情報伝達が速くなるそうです。
一日30分間速視・速聴をすると、右脳の他の神秘な機能まで開けてくるとのこと。
速視・速聴をすると、これまでスローな働きをしていた脳神経細胞が急に敏感になるからだそうです。
その7: デイーフリスニンク(無意識の脳で学ぶ)の原則
グレゴリー・クラーク先生の主張される方法です。
英語のテープを聞きながら、聞いたことを正しく書き出していきます。
何度開いても聞き取れないところは空白にしておき、全てを書き出した後、どうしても聞き取れなかった箇所をテキストによってチェックします。
そうして英語を聞くカの仕上げをしていくのです。
ディーブリスニング学習法は意識の脳で学ぶのではなく、無意識の脳で学ぶ方法だとクラーク先生は言われます。
浅いリスニングの学習は左脳の学習に留まります。
けれどもディープリスニングは同じ内容をくり返しくり返し聞き続けるのです。
これは只管暗唱と同じ意識の使い方になり、側頭葉記憶回路を超えて海馬記憶回路へ情報を送り込むことになります。
ディープリスニングは毎日熱心に続ける必要があります。
三カ月続けるとある日突然、音の壁が破れて、今まで聞き取れなかった英語がはっきり聞き取れるようになるそうです。
英語を一年間でマスターするといっても、完全にマスターすることは不可能です。
自分で話したいことが話せるようになればよい。
自分の興味の持てること。
話したい内容について英語で話せる文章を選び、その英文をテープでディープリスニングをし、ひたすら音読をして学ぶというように、学ぶ目標、学習の内容や範囲を決めましょう。
学問として学ぶ、プロとして学ぶ、のではなくてよいのです。
自分に必要なだけ学ぶという方針でよいのです。
語句や熟語、イディオムの解説ばかり学ぶのは近道ではありません。
只管暗唱して覚えた内容が外国の方と話す時、自分の話したい内容として即使えるような発信型の学習法をしましょう。
日本の英語学習法はこれまで多くが受信型でした。
しかしいま日本も国際社会になり、外国の人たちと交流し、自国の文化、風物について話せないと困るという時代になりつつあります。
そこで、自国のことについて話せる内容について書かれた英文をテキストにして、そのテープをくり返し聞き、音読するという効果的な学習を勧めておられます。
同じ表現を何度も聞いて無意識レベルで出るようになるまで覚えることが早道だと言われます。
大切なことは、少なくていいからくり返し聞き、音読を少なくとも五百回はくり
返すこと、とのこと。
範囲を広げすぎず、少なくていいそうです。
ひたすら音読
ひたすら管唱
これが大切とのこと。
一人で毎日三十分音読し、あるいは暗唱し続けることで、英語を話すカを身につけてしまうことができるそうです。
長い文ではなく、三分〜五分のニュースをくり返し開き、それを真似て音読し、暗唱するということでよいようです。
そうすれば、
”毎日音読し、あるいは暗唱しているそのリズム、イントネーション、スピードで、外国の人と話すことができるようになります。”
音読はリスニングの力も高めます。
音読、暗唱によって新たな聴覚回路を作ることが学習の近道とのこと。
単語を一つずつ理解し、記憶しようとして学ぼうとすると、低速のリズムの左脳が対応して働きます。
これでは一日20ずつ単語を覚えるのも難しいということになるそうです。
これに対して
とても速い超高速スピードで単語を一度に大量に聞いて覚えると、一日に100語でも200語でも覚えられるそうです。
脳には高速で大量に情報をインプットすると、自然に高速リズムで動く右脳が対応するためです。
すごいものですね。
それは、
テープまたはCDを使って行う高速視聴学習です。
テープまたはCDを流してテープのスピードに合わせて活字を目で追っていきます。
速視速聴をすると自然に右脳が対応し、覚えようとしなくても自然に記憶してしまう右脳が働きます。
テープにはノーマルスピード・倍速・四倍速という順序で、同じ内容を三回くり返し吹き込みます。
そのテープを聞きながら、活字を目で追っていけばよいとのこと。
高速視聴学習をすると、単語の学習が楽なだけでなく頭の回転もすごく速くなるそうです。
英語は何より聞く耳を育てなければなりません。
活字だけで学んだのでは、英語を聞く力が身につきません。
英語は学習するよりも、聞く習慣によって身につくものです。
テープやCDから流れる英語を毎日開くということで、聞くカが育ちます。
何度でもくり返し聞くことができるからです。
聞く内容はよくわかり、興味が持てるものでなくてはなりません。
実際に自分が話したい内容であればベストです。
テープやCDをくり返し聞いてしっかり暗記することに努めましょう。
そして、聞きながら聞いた通りを同時に発声していくことにしましょう。
毎日ひたすら暗唱、発声に努めれば、それが秀れた話す練習になります。
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参考になりますね。
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