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ウェルニッケ言語野とは・・・。
大脳の中で言語を扱う領域を「ウェルニッケ言語野」といいます。最も活発化しているときに英語のテープ等で日本語以外の言語野を構築しておけば、その言語野のシナプスはオン状態にり、後にその言語を学習するようになれば、容易にその言語の独特の表現が習得できるようになるという見解があります。
しかし、日本語以外の言語が幼いころ「原体験期」に刺激として与えられなかった場合は、大脳の中で必要ないとして切り捨てられてしまうそうです。大きくなってから英語教育を受けるようになっても、唯一残っているのは日本語の言語野だけです(大半の日本人はこのように育てられてきました)。
ここをベースにして学習を始めても、そのままでは、英語独特の概念は覚知できないようです。新しく構築する努力が必要なようです。
英話で会話ができるようになると、英語を聴いてその内容をイメージで理解できるようになるようです。まず、英語を聴いてその内容をイメージで瞬間的に理解します。しゃべるときはイメージを思い浮かべて英語でしゃべります。そして、日本語を介さなくても英語で考えることができます。
英語を聴く ↓ 脳内の言語野(記号処理) ↓ 前頭葉の連合野 ↓ 統合処理(概念処理、意味処理) ↓ 記号をイメージに変換 ↓ 内容をイメージで理解
もし一日中、英語に浸ることができれば、誰でも、その人の適応力までは十分努力でカバーできることのようです。一日中、英語に浸れる環境は、イギリスやアメリカを始めとする英語圏の国に長期滞在することが一番です。
しかし、積極的に、英語でコミュニケーションをとる努力をしないと、英語の能力は身につかないようです。アメリカでは、日本語しかはなさないジャパニーズ、スペイン語しか話さないヒスパニック、などが少なくないようです。
結局のところ、目的意識をもって、本人がそのための努力するかどうか、ではないでしょうか。日本にいて、英語圏に長期滞在したことがない人でも、ネイティブ並みの英語を使える人もいます。
以前ご紹介した、新 将命氏の、”居直り英語勉強法”の中にあった、トータル・イマーションという英語学習法があります。トータル・イマーションは無理だなと思う人でも、自分で疑似トータル・イマーション法を導入してしまえばいいのだと思います。
新氏の言われますように、一日30分はラジオの英語講座を聴く習慣、CNNのニュースや衛星放送を見る習慣をつけるという具合に、毎日の生活の中で英語に対して身をさらすことを組み込んでしまうことです。
ウェルニッケ野は、左手で耳を覆って、人差し指があたるあたりにあるそうです。日本語では、聴覚野と言い、通常は、耳から入った音を処理する仕事をしているそうです。
ウェルニッケ野には、いったん、文字や、記号などと「一緒に」音を登録すると、次にその文字や記号を見た際には、自動的に、登録された音が再生されるそうです。
効果的に英語の「正確な音」を脳に登録するためには、よりどころとなる、記号としての「文字」が欠かせない要素のようです。
文字を見るたびに、その文字に登録された音が、頭の中にこだまするように、文字を大量に声を出して読み、手で書くことをするのが大切なようです。
ハインリッヒ・シュリーマンの学習法は、”毎日、集中して、音読、翻訳、作文、暗記、暗唱”だったそうです。
この方法は、言語構造の異なる日本では難しいのでは、という意見もあるようですが、英語の、単語、構文、文章のシーズ(元)を頭の中に作る方法としては、効果があるのではないでしょうか。
役者さんが台詞を覚えるように、その人になったつもりで英文(言葉)を覚えるとよいと思います。
いまのメルマガで言いますと、男性なら実際に理想の女性に出会ったつもりで、女性ならご自分を好きな男性から思いを寄せられているつもりで、ご自分で(声を出せる場所でしたら)声を出して(出せない場所でしたらシャドウイングして)、繰り返し繰り返し、頭の中に”こびりついた”というところまで沁み込ませる感じです。
イメージ化するというのは、”聞きなれた””見なれた”状態にするということではないでしょうか。
”Good
Morning!”と言われて、日本語に直して理解する方はまずいらっしゃらないと思います。
これは、頭が”聞きなれた””見なれた”状態になっていますので、日本語に直さなくても”ピンッ”と来るのです。
他の英文でも、”聞きなれた””見なれた”状態になれば、日本語に直さなくても”ピンッ”とくるようになります。これが”イメージ”化することだと思います。
そのためには、”聞きなれない””見なれない”単語、構文、などの言葉を減らしていくことだと思います。
頭の中に、英語のシーズ(元)を作ることが必要ではないでしょうか。
ヒアリングをするにしても、スピーキングをするにしても、頭の中に、日本語を解さなくても、”ピンとくる”ような”英語のシーズ”を作るようにするとよいと思います。
シーズは、”見慣れて”、”聞きなれた”、英単語、英構文、英語の言葉の元です。
単位になるのは、やはり、ボキャブラリではないでしょうか。
以前、斎藤なが子氏の、”英語のリスニングができない原因”でご紹介させていただきました、
”英語のリスニングができない一番の原因は、ひとことで言うと「単語力の不足」だと思います。”
”もともと自分が知っている単語なら、なんとか聞き取ることができるはずです。でも、知らない単語は、なんど繰り返し言ってもらっても、どんなにゆっくり言ってもらってもお手あげです。”
ボキャブラリー・ビルディングのポイントは、”文字と発音を一緒に覚えると良い”ということだと思います。
前に触れましたように、ウェルニッケ野には、いったん、文字や、記号などと「一緒に」音を登録すると、次にその文字や記号を見た際には、自動的に、登録された音が再生されるそうです。
声を出して何度も発音して、紙などに手で何度も書いて覚えると、定着が早いのではないでしょうか。
具体的な方法は人によって異なると思います。
・管理人のようにポケットノートで単語帳を作りICレコーダを活用される方
・トイレに張り紙して毎日眺める方
・などなど
覚えるのは一種の”苦しみ”もありますが、できればご自分に合ったやり方で、”楽しみ”ながらできる方法を工夫してください。
管理人の場合は単語だけを覚えるのではなく、(楽しめる内容の)文章を覚えるようにすると、楽しみながらできるように思っています。
耳ならしには、発音のきれいな英語を繰り返し聞くのがとても効果があると思います。
英語には、英語を外国語とする多くの国ごとに、発音や語法にいろいろな訛りがありますが、本家本元はイギリスとアメリカの英語です。
何といっても、(将来は分かりませんが)現在は、アメリカが世界の政治・経済の中心ですので、アメリカ英語を基本に置くのが有利な場合が多いと思います。
アメリカ英語は、発音もイントネーションもメリハリがあり、はっきりと聞こえてきて、聞き取りやすいと思います。
聞き取りで効果があるのは、”きれいな発音の英語を繰り返し聞くこと”と”いろいろな人の英語を聞くこと”ではないでしょうか。
きれいな発音の英語を聞くのは、ウェルニッケ言語野にそれをインプットするため、いろいろな人の英語を聞くのは、聞き取りにくい人の発音や言葉に慣れるためです。
繰り返し繰り返し何回も聞いていると、1回目でよく分からなかった言葉がだんだん分かってくるようになります。
気に入った人の気に入った英語の文章を、音読して頭の中を英語の環境にして、 その人になったつもりで覚えます。
よどみなくスラスラと出てくるまで、何度も繰り返します。
時間があれば、多読、多聴して多くの新しい英語に接することをやりながら、 (超)精読(超)精聴して、120%くらい理解した英文を覚えて頭の中に定着さ せるのがベストではないでしょうか。
あまり時間のない方であれば、(超)精読(聴)精聴の必要性の方ががより高い のではないでしょうか。
どんなに忙しい方でも、すきまの時間は必ずおありなはずです。この時間を集中 して活用しましょう。
覚えてもどんどん忘れてしまいますが、一度覚えますとかなり残ります。
さらに、以前のものを再び繰り返すときは、今度はきわめて短時間で頭に入るよ うになります。
ウェルニッケ言語野の特徴を理解して、有効な方法でトライすれば、英語の習得 も困難ではないと思います。
今日も、英語をトコトン楽しみましょう!!
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